今年からマイナンバーカードの交付が始まりましたが、
あなたはもう貰えましたか?
昨今、自治体毎にカードの交付計画が策定され、
総務省がそれらを取りまとめて公開しています。
これによると、カード交付の滞留状況が一目瞭然です。
人口の多い東京23区は
「意外と頑張ってるな」という印象ですが、
一方多摩地域でベタ遅れの自治体があるのが
少し気になるところです。
次々と先延ばしされる交付時期
私は今年の3月上旬に、高齢の母の分と併せてオンライン申請をしたのですが、
その時点の「交付見込み」を事前に自治体HPで確認したところ、
5月の連休明けには「交付通知書」が届くという想定でした。
この時期ならば時間も取りやすかったので、母と受領に行こうと思っていたのですが、
その時期になっても通知書が一向に届かないため、再度自治体HPを確認したところ、
『申請から交付まで3か月』となっていました。
「なんだ、ハナシが違うじゃん」、というわけでもう1ヵ月待った今月上旬、
やっぱり届かないんですね、通知書が。
嫌な予感がしたので、再々度確認したら、
やっぱり、『3か月 ⇒ 5~6か月』 に書き換えられているではありませんか!
「一体ナニをやってんの? 信用できるの?」となってしまったワケです。
「ソレって私も同じ」という方が大勢いらっしゃるかと思います。
調べてみますと、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)というところの
システム障害が痛く影響しているらしいと判りました。
それにしても一発で「天下り組織」と判るこの団体は、何をやっているのでしょう?
天下ったお役人にサーバー構築など出来る筈はありませんから、
大方複数のベンダーに請け負わせてのことなんでしょうけど。
きっと一般国民の常識からすれば、
「呆れてモノが言えない」ほどの事情が埋もれているんでしょうね。
究極のクレーム対策か!?
さて、ここで驚いたのがマイナンバー制度の本丸である総務省の対応です。
やっとのことで重いミコシを上げたと思いきや、
全自治体の進捗状況を一覧にして公表したのです。
「自治体によってこんなに差があったのか」と驚かされます。
早速多摩地域のそれを見ますと、やはり我が自治体は少々遅れ気味のようです。
しかし、当ブログで「ラッキーゾーン」と紹介した府中市では、
私と同時期に申請した人の分がもうとっくに『送付済』となっていました。
それから、我が出身地、国分寺市も『今月送付』となっています!
我が自治体よりも人口の多いこれらの自治体でこんなに頑張ってるのに!!
このデータが公表されたことにより、
各自治体には、また種類の異なるクレームが入るのは眼に見えているようです。
競争を煽った総務省も立派ですが、更に驚いたことには
通常役所に対してだけ示される筈の「交付マニュアル」まで公開されているのです。
なるほど、役所の職員はこんなの見ながら対応してるのか、と一発で解る内容です。
こうした総務省の対応を見ますと、日々コールセンターに寄せられる「国民の声」が
如何なるものか想像がつき、思わず笑ってしまいます。
私は「5月の連休明け」⇒「梅雨明け」になってしまいましたが、
あのJ-LISの幹部がこうした事態の責任を取ってか、
「報酬の一部返上」を表明した模様です。
参院選真っ最中の「蓮舫さん!」出番ですよ!!
「一部じゃなくて、全部でしょ?」と云っておやりなさい。
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