JR中央線、西国分寺駅の西側で、
線路を跨ぐ大きな陸橋が新たに建設されています。
私が生まれ育った国分寺市のほぼ中央を南北に横切る、
都道、府中所沢線です。
都道の是非に市民投票のエゴ
この道路が完成すれば、府中街道の渋滞は解消されて、
南は多摩センターから町田街道方面へ、
北は飯能秩父方面へのアクセスが劇的に改善されるはずです。
一方この道路は「緑の森」をキャッチフレーズとする
我が出身小学校の目前を横切り、
最後まで残っていた僅かな緑さえも削り取って、
社会インフラ構築に寄与しようとしています。
しかし2年程前、理不尽にも「小平市民のみ」による住民投票によって、
この道路は寸断される危機に晒されていました。
はじめに断っておきますが、私は決して右翼思想の持主ではありませんし、
そのような団体に所属している事実もありません。
それでもこの小平ポピュリズムとでも云うべき振る舞いは、
誠に傍若無人と云わざるを得ません。
「道路計画に対する住民意思の反映」をと云うなら、遅きに失していました。
実はこの道路が計画されたのはもう4~50年も前のハナシなのです。
私がまだ幼いころから、
「ここに大きな道路が出来るらしい」と噂にもなっていました。
言うまでも無く道路とは「あちら」と「こちら」を結ぶ交通路のことです。
その途中に在る全ての関係自治体で「住民の声を」というならまだ解りますが、
それならもうとっくに、その手続きは終えていなければならないはずです。
府中所沢線の府中区間については工事も終わり、
たまらん坂のすぐ近くまでは、既に供用されているのです。
それを、今頃になって「計画の見直しに賛成か反対か」などと、
いったい小平市民とは何様なのだ! と申し上げたい。
それも「小平中央公園の樹木を守るため」などと、何を寝ぼけたことを、
他の自治体住民だってそうした思いを乗り超えて、用地提供してきたのに。
更に呆れたことには、「投票率が50%未満なので開票しない」との決定に対して、
「35%の市民の声を無視するな」と文句まで云っている始末です。
過半数の市民は「理性」を失ってはいなかった、という事実すら
素直に認めようとしない、ごく一部の勢力が言いたい放題です。
私は長年、車での出張サービスを生業として来ました。
「これも仕事だから致し方なし」と、
交通渋滞によってプライベートな時間まで消耗させられていた私からすれば、
「よく署名を集めてるヒマがありましたね」と、
嫌味の一言も云いたくなるような話です。
大抵は善人ヅラをしている
かつて圏央道の高尾山トンネルに最後まで抵抗していた
「自然保護団体」と称する人たちは今どうしているのでしょう。
まさか小平に引っ越したのではありますまいな。
実際にどう自然破壊されたのか継続調査はやってるんでしょうか?
生態系がどのように変化したか、地道な調査を続けておられるのでしょうか?
自分達の主張が通らなかったからといって「ハイ解散」、
というわけではありませんよね。
それともやっぱり「最後は金目」ですか?
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