多摩から始まる教育改革 多摩科技高校

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今多摩地域で最も注目を集めている都立高校、
「都立科技高校」とはどんな学校なのか?
公立校だから、学力さえ見合えば誰でもOKか?
また、「近未来」に高校受験を控えている場合、
親としてどんな心得が求められるのか。
公立高校の常識を覆しつつある都立科技高校、
そこに「教育改革」の真の答えがあるかも知れない。

多摩の教育改革

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狭き門より狭き道を行く

まずこの学校を志望するには、偏差値で60以上の学力が求められます。
これは選択する上での必要条件であって、十分条件ではありません。
更に下記に示すような資質がシビアに求められます。

1、将来科学技術分野での中核的人材となることを目指している。

2、高校卒業後はハイレベルな理科系大学への進学を強く希望している。

3、座学だけではなく、行動することで新たな価値を見出すことに、
  強い意欲と関心がある。

以上の全てに該当しなくてはなりません。
しかしそんな中学生が本当にいるのでしょうか?
同校の募集定員は一般的な都立高校よりも少なめです。
つまり、「少数精鋭」を目指していることは明らかで、
いわゆる「どこにでもいるような子」を生徒として迎えようとはしていないはずです。
これは明らかに、従来型都立高校のイメージとは完全に逆行するものです。
「都立普通科」とは、どのような子でも受け入れる守備範囲の広さと、
特徴の無さで「安心感」を売りにして来たはずです。
私自身も、個性とは個人の持ち物であり、
学校に個性があるということは個人否定に繋がりかねないと、常々考えておりました。
しかし、多摩科技高校の出現は、このような考えはもはや時代遅れであって、
これからは強い指向性をもって「明瞭に生きるべし」、というメッセージなのかも知れません。
新たな価値を創造する人材を育てる、理科系にとって必須の姿勢と言えるかも知れません。

多摩の教育改革

勉強するとは 自立すること

数学や英語、理科など、どんな教科でも、
マスターするためには一定の苦労に甘んじなければなりません。
一方で、子供が苦労する姿を直視するに耐えない親や教師は、
その苦労を回避するための狡猾なノウハウを子供に「教え込む」ことこそ、
優れた教育であるかのような心得違いをして来ました。
これでは、新しい価値を生み出す人材は育てられません。
大人になれば、正解を導くノウハウを教えてくれる家庭教師が、
隣に張り付いてくれる訳ではありません。
自分自身の知恵と工夫、発想の豊かさと柔軟な対応力で、
すべての課題をクリアしなければならないからです。
こうした力を、これまでは企業が育てて来たのですが、
もはやそんな悠長なことを言っていては、グローバルな競争に打ち勝つことが出来ません。
今後は学校がしっかりとした学力として、
「ソリューション・スキル」を身に着けた人材を世に送らねばならなくなったのでしょう。
「勉強するとは自立すること」、と肝に銘じなければなりません。



多摩の教育改革

夢無き時代に ”生き方”を学ぶ

「子供には夢を持たせるべし」、とよく言われますが、
実際のところ、そう簡単に夢を見られる時代ではなくなりました。
高度化、複雑化した社会の中で、中学を卒業したくらいでは、
「自分とは何者か」を明確に自覚することは困難です。
では、現代の義務教育は何を担えば良いのでしょうか?
少なくとも丸暗記で百点満点を取るような、
そんな価値観を子供に与える時代遅れには、強い反省が求められます。
これからはなるべく早い段階で、「生きる姿勢」について、真剣に考える機会を設け、
「理科か国語か」の選択に迷わない子を育てなければなりません。
無茶な夢など見なくて良いから、「こう生きたい」という明瞭な希望を自ら選び取る力を、
小中学校で確実に与えてやる必要があると思います。
それに足りない部分があれば、親が義務教育に代わって、それを捜して与えてやるしかありません。
大人になってから「自分探し」をする人は100%嫌われます。
都立多摩科技高校の存在は、
「未来を切り拓く人材」たりえる資質をどう養うか? を考えるヒントになりそうです。

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