計画決定からかれこれ20年、
バブル崩壊とデフレ経済の波に呑まれて、
立消えになってしまったかに見えた再開発。
計画の大幅見直しなどを経て、ようやく動き出しました。
馴染みのパチンコ店も消えて、一面更地となった北口。
無くなってしまうと急に「在りし日」が懐かしく、
今僅かに残る国分寺北口のかつての面影を、
捜しに行って来ました。
改札を出るとそこはもう知らない町
巨大なツインビル建設現場の隣には、昔のままの「西友国分寺店」がありました。
「昔のまま」は少し言い過ぎで、経営母体はもう変わってしまっていますが、
外見的な部分に関してはまだまだ健在という印象でした。
かつては向かいでしたっけ? 長崎屋もあったと思いますが。
なにせ最後に行ったのは小学生の頃でしたから、いい加減な記憶しかありません。
建物は昭和49年と銘板に書かれています、それに賃借営業だったんですね。(^_^;)
オープン当初は高く大きく見えた看板も、何故か低く小さく見えてしまいます。
バック・トゥ・ザ・悪ガキ時代
まず入口の扉の所で思わず唸ってしまいました。
懐かしい! この扉!!
そして階段、何故かここで遠い昔の思い出が蘇って来ました。
たしか屋上の隅に小鳥を扱うショップがあったっけ、
九官鳥をからかっていたら店員さんにゴッツイ怒られました。
1Fの食料品売り場はそれなりにお客さんが入ってましたが、
上階に進むにつれ、ひっそりとした雰囲気に・・・。
4Fは家電売り場になっていましたが、誰も居ない・・・。
失礼ながら今のうちに来ておいて良かったと思っています。
エレベーターは何故か客用なのにバックヤードの中になっていました。
「ご利用の際は声を掛けてください」と書かれていて、なんか乗りにくそうなので止めました。
世代交代の景色を眺める
屋上へ続く階段は閉鎖されていましたので、4Fのガラス越しに再開発現場を眺めてみました。
ここが完成すれば、おそらく西友は高層ビルの谷間に埋没して発見困難になるかも知れません。(^^;
失礼なことばかり言っていますが、
「西友国分寺店」は国分寺市の商業発展の歴史に特筆される存在であると同時に、
個人的にも思い出の場所です。
ここだけは「再開発」されないように祈りつつ、西友を後にしました。
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