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私の七五三のお参りは大國魂神社だったのですが、
私はどちらかというと5月の例大祭の方が強く印象に残っています。
「武蔵総社」という名が付いていて、結構由緒あるパワースポットなのですが、
府中はこの神社を中心として「武蔵国府」が置かれていた場所です。
今で言うと「都庁」のような存在だったのでしょう。
真っ白な京王線が眩しかった
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子供の頃から府中は好きな街でした。
当時は京王線も地上を走っていましたので、ケヤキ通りの新緑の緑に、
駅前踏切を通る京王線の白い車体が眩く映えて、
なんとも云えず「リッチ」なイメージを感じていたのです。
府中には意外な人物も訪れていることが判りました。
JR府中本町駅に近いところで「家康御殿」という遺跡の調査が行われています。
徳川家康が江戸入城の頃に建てられて、かの秀吉さんも招かれたことがあるというのです。
鷹狩りなどの際の休憩所だったのでしょうが、
同じ贅沢でも舛添さんとはスケールが違うようです。
「府中はリッチな街」ということについて、大手企業の生産拠点が多い事で、
税収面での有利さは周辺からもやっかみ半分に云われていました。
大手電機メーカーが2社と、重工業、最近では大手通信事業者のデータセンターもあるとか。
とりわけユーミンの「中央フリーウェイ」に出てくる大手ビールメーカーと、
その反対側にある競馬場などは、
何もない国分寺市民から見れば「とどめを刺された」くらいに感じていました。
自治体の「経済格差」は、隣接する国分寺や国立と比較すれば歴然ですが、
住民サービスはどうなのか? が気になる所でもあります。
詳細に調査してみたい気もしますが、何だか馬鹿馬鹿しい気もします。
多摩川に響くファンファーレ
ところで、「競馬場」にリッチなイメージを持つ人はどの程度いるでしょうか?
実は、私の父は競馬が好きで小学生の頃、私はよく競馬場に連れて行ってもらいました。
小学5年生の時、私はとんでもないビギナーズラックを経験しています。
春の天皇賞と皐月賞を連覇したのです。
私が2勝目を上げた際、小学生如きに敗北を喫した父は不機嫌そうにしていましたが、
その後の日本ダービーで3冠を達成した時には、流石に呆れ返った様子で、
払戻金にお祝いの小遣いを上乗せして渡してくれました。
かように、私にとって府中は「リッチな街」なのです。
そんな父も一昨年他界し、その頃のことを思い出してみますと、
急に懐かしくなってくるのが、競馬場行きの「下河原線」です。
首都圏の通勤電車でいち早く「冷房化」を導入した京王線と違って、
とてもリッチという雰囲気ではありませんでしたが、
今にして思えばなんとも味のある路線でした。
次回はこの「下河原線」を回想してみたいと思います。
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