青春を刻む西立川

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青梅線の西立川駅は、南武線の西国立駅同様に
どちらかというと目立たぬひっそりとした駅です。
駅前の「ヤマダ電機」は既に解体され、
立川駅前のタクロスに引っ越してしまいました。
でもこの駅はユーミンの
「雨のステイション」のモデルになったほど、
趣ある「傍らの駅」だったのです。

西立川

誰も居ない西立川駅前
普段は東京の駅とは思えないのどかさがある

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会える気がして

ユーミンも清志郎と同じく多摩が生んだアーティストですね。

八王子出身の彼女は天才少女と呼ばれ、数々の名曲を世に残しています。

それは私の感覚からすれば、

八王子と云う土地柄が影響していたのではないかと思います。

八王子はJR横浜線によって湘南と通ずる接点です。

いわば八王子は多摩地域における「異文化合流点」なわけです。

私はかつて中学生の頃、それを強く感じていました。

そのひとつに、「八王子訛り」があります。

不思議なことに、当時その訛りを強く感じたのは大人よりも、

むしろ同年代の若い人達の方でした。

ユーミンの楽曲にはその「八王子訛り」が現れているように思えるのです。

特に「紙飛行機」は曲の全体が八王子訛りで出来ているのではないかと感じるほどです。

「ゆら ゆら かげろうが」は実にあっぱれな八王子訛りです。

さて、音楽に通じた方からすれば「何をアホな」と思われるかも知れません。

でもユーミンがメジャーなアーティストになった背景には、

決して眼に見えない文化的背景があると思えてなりません。

今思い出せば、あの「八王子訛り」は、若い女の子の香りがしていたと思います。

ユーミン 雨のステイション

ユーミン直筆による「雨のステイション」
刻まれた一文字一文字の後ろに何が見えますか?

いくつ人影見送っただろう

昭和記念公園では毎年花火大会が行われ、毎年最終の土曜日です。

青梅線の西立川駅に一年で最も多くの人が訪れる日です。

ホームに流れるメロディは「雨のステイション」。

改札口を出て、歩道橋を渡ったところにユーミン自筆の記念碑があります。

ユーミンファンの方はとうに御承知のはずですが、

そうでない方も是非、花火見物のついでに寄ってみて下さい。

昭和記念公園がまだ無かった頃の、

ひっそりとした駅の風情を思い浮かべてみて欲しいと思います。

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