ややこしいにも程がある「踏切の青信号」 福生

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何時追突事故が起きても不思議でない光景が展開されている。
福生市の都道五日市街道、米軍横田基地への引き込み線を渡る踏切に、
今年になって「信号機」が設置された。
当然踏切ですから車は手前で「一時停止」しなければなりません。
しかし、信号機が設置されたことで事情は複雑に。

動画有り

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一時停止は赤点滅 青は進め?

五日市街道が、国道16号に接する拝島付近。
この辺りはかつてから慢性的な渋滞が発生していました。
現在は16号の拡幅工事が進んだこともあり、渋滞はいくらか解消へ。
しかし、横田基地手前の踏切だけはネックになり続けていたためか、
今年その踏切に信号機が設置され、「一時停止不要」の看板も併設。
信号機付きの踏切は、多摩地域には比較的多いように思われますが、
その場合も電車が過ぎれば「赤点滅」で、一時停止義務があることは同じ。
でも、ここの踏切信号機は、普通の「三灯式」でありながら、常時「青点灯」。
列車は基地内に燃料を運搬する「米タン」と呼ばれる貨物列車が、
時節によって異なりますが、およそ週に1、2本通過する程度。
よって、ここでの一時停止を止めて貰う事で、交通の円滑化を図ったのでしょう。
しかし、ドライバーには「一時停止」が染みついている踏切。
ここを良く利用する人なら、徐々に慣れてくるのでしょうが、
そういう人ばかりではなく、遠方からたまたまこの場所を通過する車もあり、
そういうドライバーにとっては、「踏切の青信号」は相当厄介者です。

記事末尾に動画があります

イミのない「青信号」に苛立つドライバー

地元のドライバーであれば、「渋滞緩和のための措置」と理解できますが、
そうでないドライバーは、突然対面する「踏切の青信号」に躊躇するでしょう。
観察してみると、やっぱり何台かに1台はキッチリ一時停止しています。
一方大型貨物の運転手さんなどは、毎日通る道ですから躊躇わずそのまま通過。
結果踏切通貨直後に、急に車間が狭まる傾向がはっきりと確認できました。
つまり、「解っていないドライバー」は追突される危険が、
そして「解っているドライバー」は追突するリスクが非常に高くなっています。
もしこれが普通の交差点だったら、青信号なのに止まられてしまったら、
後ろの運転手さんはそりゃあ怒りますよね。
「踏切青信号」に慣れたドライバーが増えれば増えるほど、
イライラも増してくるのでしょうか?

「解っているドライバー」がハマる罠

赤信号を無視すれば、当然道交法違反に問われますが、「青信号無視」は?
もしここで追突事故が発生したとすると、青信号で一時停止したドライバーに、
「信号無視」の違反や、民事上の過失を問えるのでしょうか?
私は法律の専門家ではありませんが、道交法を少し調べてみると、意外にも。
私達は子供の頃から「青は進め」と教えられていませんでしたか?
実際の法律では「進め」ではなく、「進んでよい」となっています。
信号機での違反定義は、「赤色等」と「点滅」に分けて記されており、
いずれも違反対象は「赤か黄色」で青に関する違反項目は見当たりません。
また踏切については、次のようになっています。

道路交通第33条第1項

(踏切の通過)

車両等は、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、
その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、
かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。
ただし、信号機の表示する信号に従うときは、
踏切の直前で停止しないで進行することができる。

つまり、青信号は一時停止を禁止するものではなく、
進行を許可する意味で有り、踏切での一時停止義務を解除する意味です。
従って「青信号無視」の違反は法律上存在せず、民事上も過失にはならないでしょう。
例え青信号でも、前方に歩行者や障害物があれば止まらなければなりません。
追突してしまえば、道交法で定められた「適切な車間距離」を取っていなかった。
ということにされてしまうでしょう。
それで納得がいかなければ、もう最高裁まで争うしかありません。
バカらしいですね、あまりにも。
五日市街道のそこを通る際は、「前の車は止まるかも」と思いましょう。

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