学園祭の季節になり、天候も安定して来た様です。
国立の「天下市」はいつ頃から始まったものなのか、
詳細は存じませんが、私も小学生の頃から何度も
足を運んでいました。
その頃は、まだ北口は商業施設がほとんど無く、
南口の天下市に合わせて北口では「植木市」が行われ、
盆栽好きの父などは、むしろ毎年そちらを楽しみに
していた様子でした。
![国立 天下市](http://tamaranzaka.net/wp-content/uploads/2016/11/kti1.jpg)
懐かしい露店がいっぱい
いいにおいがあちら、こちらから
![国立 天下市](http://tamaranzaka.net/wp-content/uploads/2016/11/kti2.jpg)
大学通りに軒を並べる多数の露店
昔のままです
大学通りがお祭りになる秋
多分キヨシロー少年も常連だったに違いありません。
国立市民が挙って参加するという雰囲気の「天下市」は、南口の大学通りで行われています。
毎年11月上旬、きっと国立以外からも大勢の人たちがやって来るのだと思います。
この日程に合わせて一橋大学の「一橋祭」も例年通り開催されて、
国立は一年で一番賑やかな週末を迎えます。
学園祭というと、若者文化に追随困難な中高年が、下手に足を踏み入れれば、
「場違い」感に打ちのめされて赤っ恥をかくのが関の山、
と思われる方も少なからずいらっしゃると思います。
かく言う自分も同様の思いをした記憶が無いではありません。
しかし、流石は国立大学と申すべきかどうかは別として、国立に名高い一橋大学のそれは老若男女、
誰はばかることなく楽しめますので、「学園祭などとうの昔に」と気後れせずに、
是非この機会に広い大学構内を散策されてみては如何かと存じます。
![国立 一橋祭](http://tamaranzaka.net/wp-content/uploads/2016/11/kti7.jpg)
一橋祭のメインエントランス
華やかな中にもアカデミックな空気が
忘れかけた昭和 トヨタ2000GT
市民祭といえば、最近では武蔵村山の「デエダラまつり」を取り上げ、
そこで出会った「日産スカイラインGTR」を特筆したばかりですが、
驚いたことに国立天下市でも恐ろしく珍しい出会いがありました。
大学通りを歩いていると「天下市モーターショー」なるコーナーがあり、
毎年のことながら「中古車販売」も行われるのが通例のお祭りなので、
その一環かとおもいきや、なんと「トヨタ2000GT」が無造作に置かれているではありませんか。
1960年代の名車であるトヨタ2000GT、まさかこんなところでお目に掛かれるとは・・・。
![国立 天下市](http://tamaranzaka.net/wp-content/uploads/2016/11/kti3.jpg)
天下市モーターショーの目玉
トヨタ2000GT
![国立 天下市](http://tamaranzaka.net/wp-content/uploads/2016/11/kti4.jpg)
健在をアピールするトヨタ2000GT
でも、なんか変?
実はコレ、レプリカなんです。
つまり「なんちゃって2000GT」なわけです。(#^^#)
ベースとなっているのは「マツダ ユーノス ロードスター」、
それを改造してトヨタ2000GTの「そっくりさん」にしていたのです。
出品していたのは地元国立の「北島商事」さんですが、
製造元は愛知県蒲郡の「ロードスターガレージ」さん。
レプリカ専門の業者さんだったわけですが、この「なんちゃってトヨタ2000GT」は、
はるばる蒲郡から200Km以上の道のりを自走して来たのだそうです。
![国立 天下市](http://tamaranzaka.net/wp-content/uploads/2016/11/kti5.jpg)
小柄なヒト向けのコクピット?
しかし、味がありますね~。
![国立 天下市](http://tamaranzaka.net/wp-content/uploads/2016/11/kti6.jpg)
エンジン音もなんとなく昭和
トヨタのエンブレムは「無断」で着けてるそうです。
担当の方にお話を伺ったところ、受注生産で納期は「5年」。
現在のバックオーダーは約70台あり、月に1,2台程度しか納車できないとのことです。
因みにこの「なんちゃって」のお値段は \13,000,000 だそうです。
昨日武蔵村山のデエダラまつりで御紹介した「ハコスカ」は正真正銘のホンモノで、
オーナーさんからお借りしたものだったそうですが、
こちらの「ロードスターガレージ」さんでは「顔はハコスカ、しかし良くみるとワゴン車」という、
「なんちゃってハコスカ」も手掛けているそうです。
好きな人から見れば、一千万円は高くないお値段ということなのでしょう。
コメント