風が涼しくなると外を歩くのも楽しくなります。
春とは違い紫外線も少なくなって来ますので、
これからは遠慮なく外出したい季節ですね。
前にウォーキングの記事で玉川上水緑道について
書きましたが、今回はそれと併せてご参考になればと、
野火止用水を御案内しようと思います。
ちょっと癒されたい時 多摩の森まで
野火止用水は玉川上水から分流し、埼玉県新座市付近へと続く生活用水です。
造られたのは江戸時代ですが、
「野火止」という名称から武蔵野の平野が如何に荒れ果てた原野であったかが想像できます。
特に関東ローム層という富士火山灰に覆われた台地は、補水能力に乏しく、
そこで生きることの困難さをこの「野火止用水」が物語っているようです。
今回のお散歩ルートは、西武拝島線「玉川上水駅」付近から、
同多摩湖線「八坂駅」付近にかけてで、2回に分けて御紹介します。
今回はその前編で、「玉川上水小平監視所」から「野火止緑地」までです。
玉川上水駅から線路沿いに東大和市駅方面に少し歩くと、小平監視所の前に出ます。
ここが玉川上水と野火止用水の分流地点です。
写真の道しるべが出発点です、「東大和市駅」方面に歩き始めます。
気持ちの良い真直ぐな歩道が伸びています、野火止用水は暫く暗渠のため見えません。
横は西武鉄道玉川上水車庫です。
東大和市駅のすぐ近くには「都立薬用植物園」があります、薬用植物専門の珍しい植物園です。
東大和市駅のガードを潜って少し歩くと、初めて暗渠から野火止用水がその姿を現します。
水の流れに沿って行くと、前方にこんもりとした森が見えてきます。
野火止緑地です、やがて歩道はその森の中へと入ってゆきます。
季節によって表情を変える豊かな森は、多摩地区でももはや貴重な存在となりました。
玉川上水緑道と異なる点は、水路を挟んで両側が広く森に包まれていることです。
中に居るとひんやりとした空気がとても心地よく、暫く休憩するにはとても良い場所です。
今日はここまで、次回はここから八坂の「九道の辻公園」まで。
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