横田が大変なことになっている!? 福生

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米軍横田基地 広い割には発着機が少ない「ヒマな飛行場」です。
このヒマさから、かの石原知事も、「オイ、なんとかせい!」と、
お怒りになたわけですが、昨日ちょっとした偶然がありました。
私はこのヒマな飛行場に飛来する飛行機を写真撮影するために、
「flightradar24.com」と「flightaware.com」という、
2つのサイトを利用しています。
羽田や成田なら別ですが、横田に飛来する民間機を見つけると、
つい嬉しくなってしまうのも、横田と私があまりにもヒマなせい!? (^_^;)

横田 flightradar24.

flightradar24.com より
アレ? おかしなことになってるぞ!

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ヒマであるということは平和であるということ

先日、Youtubeで「小松空港が羽田並に忙しい」という動画を見付けて、
つい吹き出してしまいました。
こっちは小松空港どころではありません、
軍用機を含めて滅多に離着陸機の姿を見ることのできない横田基地。
平和なのは良いですが、これだけヒマであるにも関らず、
ランウェイの長さは成田の4000mに並ぶサイズのものを持っているのです。
ところが、昨日この横田に着陸進入する2機の民間機を発見し、いささか興奮してしまいました。
flightradar24には一部の自衛隊機を除いて軍用機は表示されませんので、
滅多に見付けられない「軍チャーター機」を同時にふたつも発見するのは極めて希なことなのです。
また、flightaware.comも、当然軍用機のスケジュールまでは確認不可能ですので、
事前に飛来を知るためには、頻繁に同サイトをチェックしていなければなりません。
面倒臭がり屋の私は、レーダー画面を先に観る様にしていますが、おびただしい数の航空機の中から、
それらしい機影を見つけるのには、そこそこ「訓練」が必要です。(#^.^#)

横田 flightradar24.

flightradar24.com より
やっと最終の着陸態勢に入ったユナイテッド機
羽田だったら大変だ

さて、今回最初に発見した飛行機ですが、
沖縄の嘉手納からやって来たユナイテッド航空のB737チャーター機です。
同型機は、羽田や成田からの便もあるので、機影だけでは見分けがつきません。
航空各社のフライトナンバーを熟知していれば別ですが、
私はそこまでオタクではありませんので・・・。(^^;
そこで私が「訓練」によって身に着けたのが、「飛行中の位置と方向」です。
相模湾から北へ向かって高度を下げる飛行機は、
横田空域に侵入を許可されたものだけですから、それで判断します。
しかし、いつものアプローチコースとはやや異なり、
このユナイテッド機は相模湾から三浦半島をかすめて、横田のやや東に向かっていました。
しかも一旦は高度を8000フィート付近(約2500m)まで下げたにも関らず、
再び上昇を始めていました。
この日は風向きが急変するような気圧配置ではありませんでしたが、
どうしたのでしょうか? なにかトラブルでもと・・・、興味津々で観察していました。
するとそこへもう1機、
ATN(エア・トランスポート・インターナショナル)機が横田空域に入って来ました。
この飛行機も相模湾まで順調に高度を下げて来ましたが、
やはり一旦横田の北側へ回り込むコースをとり始めました。
なるほど、横田は滑走路が長いので、
風が弱い分には南北どちらに向かっても離着陸できてしまう飛行場ですが、
この日は午後から高気圧の中心が東へ抜け、一方西からは低気圧の温暖前線が接近してきたため、
急に南風が卓越した状態になったのでしょう。
そこで管制塔から概ね次のような指示が出たはずです。
「おい、南風が強くなってきたぞ、アプローチをやり直す、RW18に向かってくれ!」。

横田 flightradar24.

flightradar24.com より
続いて、涼しい顔のATN機

田舎空港でも いいかも知れない

こんなことはどこの空港でも珍しいことではありませんが、
こと横田となると少し事情が異なるのかも知れません。
横田へのアプローチに慣れていないパイロットにとっては目測が難しいので、
ユナイテッド機は高度を20000フィート付近(約7000m)まで再上昇し、
クルクルと螺旋状に旋回し始めました。
一方、ATN機は慣れています、民間機といえども軍御用達の航空会社みたいなものですから。
この日はシンガポールのパヤレバ空軍基地から飛来しました、
きっとインド洋、ディエゴ・ガルシアでの任務を終えて帰投したところでしょう。
かなり後からやって来たのに、ATN機は先行するユナイテッド機の後方にピタリと着けて、
お見事なアプローチ。

横田 flightradar24

flightradar24 より
遅れに贈れたオムニエア
結局この日は「欠航」だった様子。

そこへまた、新たなエコーが・・・。
こちらは、「オン・グランド」で出発準備が整いエンジンスタートした模様。
OAE(オムニエア・インターナショナル)のB767-300型機です。
所謂「パトリオット・エクスプレス」と呼ばれる、本国(シアトル)との送迎便で、
本来ならば午前中に到着し、この時刻にはもうとっくに岩国に向かっているはずですが、
到着が大分遅れた模様ですね。

横田 flightaware.com

flightaware.com より

到着したユナイテッド機はflightaware.comによると、
この後1時間後にはGuamに向けて出発するようです。
Guamといってもアンダーセン空軍基地ではなく、国際空港の方。
ここ数日間連続してスケジュールが組まれていました、「慰安旅行」ですかね・・・?

それにしてもヒマなはずの飛行場では、
管制官も羽田のように大勢でやっている訳ではないでしょうに、
多分2~3人しか居ないと思うのですが、
こうも立て続けに色々あるとさぞかし管制塔は「てんてこ舞」になっていたに違いありませんね。(#^^#)

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