9月に入っても蒸し暑い日々が続く東京
もう少し我慢すれば風も木々も秋になるでしょう。
やはり温泉好きにとては待ちわびた季節です。
多摩地域にも温泉施設はたくさんありますが、
都心部と違い入館料の安さがメリットと言えます。
このブログでも多摩地域の日帰り入浴施設の中から、
筆者が選んだお気に入りの場所を順次御紹介してゆきます。
今回は多摩センターの「極楽湯」さんです。
憧れは丘の上に・・・
昭和40年代の高度成長期、都心で働く人々の新たなベッドタウンとして開発された多摩丘陵。
その名も「多摩ニュータウン」。
国の肝いりで始まった開発に民間のパワーも加わり、やがて出来たのが「多摩センター」。
負けじと東急が開発した「多摩プラーザ」。
カタカナ混じりの駅名に、夢や希望を感じたのはいつの日のことだったか・・・。
今や「オールドタウン」と化した団地群では、バリアフリーへの取り組みが急務であるという。
当たり前と云えば、あまりにもその通りで悲しいものがありますが、
丘を削って作った街も、近年熟して来たと思えばそれもまた一興です。
多摩センター駅から徒歩5分、サンリオピューロランドの隣にある「極楽湯 多摩センター店」。
数ある日帰り温泉ランキングの中でも、常に上位にあるこの施設。
何が優れているのか見てみましょう。
まず断っておきたいのが「入館料」です、高ければそれなりのコストが掛かっていて当たり前です、
このブログでは税抜き1000円以内を基本にしたいと思います。
そこでこの極楽湯ですが、休日で1000円、平日なら860円です。
会員になると休日でも900円、平日なら750円と、気楽に行けるお値段です。
では早速お風呂を見てみましょう。
内湯にはメインの源泉の他に、ジェットバス4槽とシェイプアップバス2槽、
電気風呂が強弱計2槽が有り、
特にシェイプアップバスは人気が高く、「譲り合ってご利用下さい」の表示があります。
サウナはドライと蒸気(薬効蒸し風呂)の2種類、
蒸気サウナの中ではバケツに入った塩も利用できます。
特にサウナ出入り口直近に冷水機が設置されているのが、なんとも気が利いています。
もちろん、水風呂もちゃんとありますよ。
外湯ですが、温度の異なる3種類の露天風呂と、寝湯があります。
中でも「ぬる湯」が筆者のお気に入りで、木質の浴槽に柔らかな感触の石材を使用し、
サウナ同様にTVも設置されています。
ここで長湯ができるようになっていたんですね。
さて温泉ですが、多摩地域に多く見られる琥珀色のお湯です。
他の施設のものより色はやや薄目ですが、
内湯では毎週木曜日に「薬湯」が投入される「生薬漢方デー」が設定されています。
こうして見ると、私の知る限り多摩地域で最もバランスの取れた温泉施設ではないかと思うのです。
特にジェットバスなどの、気泡を使う設備はラジオネラ感染の原因となることが多いらしく、
近年では少なくなっているように感じられ、それが物足りなさとなっているように思うのです。
ここに「高濃度炭酸泉」が加われば、鬼に金棒という所でしょう。
お風呂以外の施設も過不足ありません、広いレストランやマッサージ、休憩所の他、
カットサロンも人気の様子で、お客さんが絶えないようです。
因みにカットだけなら1000円です。(^^)v
多摩地域では筆者がお勧めするナンバーワンの日帰り温泉は、ここ「極楽湯 多摩センター店」です。
特筆すべきは「巨大プラレール」でしょうか?
筆者はその方面に詳しくありませんが、かなりデカいです。
休日には運転されるようなので、お子様連れの方も注目です。
公式サイト 極楽湯多摩センター店
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